創作のネタ 奇病編
創作のネタ
病気編
不謹慎ではあるものの、
人がドラマチックに死ぬストーリーに
人は惹かれるものです。
事故であれ、
戦であれ、
病気であれ。
今回は、
創作のネタになりそうな、
一見奇妙な病気に焦点をあて、
おおざっぱにまとめました。
あくまでおおざっぱに、ですので、
詳しく知りたい方はgoogleで検索してみてください。
【ハイランダー症候群】
年を取っても体は成長しない、というもの。
冒頭からネタバレになりますが、
架空の病状のようです。
この写真を見たことがある人は
そこそこいると思います。
当時は、『こう見えて実は成人!』みなたいなまとめ記事が乱立し、
2chでも話題になりました。
ただこの写真はダークウェブからの拾いもののようで、
本当は未成年であるとか。
1986年公開のアメリカ映画に
「ハイランダー 悪魔の戦士」(英:Highlander)というものがあります。
この映画には『首をはねられない限り永遠の時を生きる運命』に
ある不死者が登場します。
この登場人物が名前の由来となっているようです。
最近?ですと映画『エスター』が、
近いテーマの作品です。
【フレゴリ妄想(フレゴリの錯覚)】
誰を見ても、それを特定の人物と見なしてしまう現象。全くの見知らぬ他人を、
よく見知った人物と取り違えてしまう現象を言う。
錯覚という名で知られているが妄想の一種である
うってかわってこちらは実在する病状です。
詳しくはこちらのサイトを参照ください。
とてもよく検討していただいています。
≪参考文献≫兼本浩祐:フレゴリーの錯覚. 精神科治療学
【コタール妄想】
「私はもう死んでいる」という荒唐無稽な妄想にとらわれてしまうことで、罹患者自身が能動的に生命維持活動を絶ってしまい、
現実に己を死に至らしめてしまう深刻な精神疾患のことです。
1880年にフランス人精神科医ジュール・コタール(Jules Cotard)によって確認された精神疾患。
その様は「まるで歩く死体のよう」と記録されているそうです。
したがって「歩く死体症候群(ウォーキングデッド・シンドローム)」とも呼称されます。
詳細はこちら
【造語依存型失語症(ジャルゴン失語)】
失語症の一種。
そもそも失語症とは
脳出血や脳梗塞が原因で、
脳の言語機能の中枢が損傷されることにより、
言語機能が生涯された状態です。
音としては聞こえているが、
言葉として認識できない。
頭ではなんとなくわかっているが、
言語化して伝えることができない。
等、失語症といってもさまざまな種類があります。
その一種の、
稀有な例として、
『造語依存型失語症』というものがあるそうです。
名前の通り、
自分独自の「造語」を織り交ぜてしゃべるようになる病気です。
程度が進むと、完全に造語だけの言語で話すようになり、
当然周りの人間は何を言っているのか理解できない状態になります。
【水晶脱臼】
読んで字のごとく、
目の中の水晶体が通常収まる位置から、
前後にずれてしまう(脱臼してしまう)症状です。
もちろんピントが合わないだけでなく、
緑内障や網膜剥離へと症状が連鎖してしまう可能性もある症状です。
症状の一つとして、
星空が映し出されたような瞳になることがあります。
人間ではあまり聞きませんが、
猫や犬、鳥類では症例が確認されています。
【解離性健忘】
強いストレス等が原因で、
自分の行動や感情を忘れてしまう病です。
忘れる範囲や規模は人それぞれで、
例えば、
「知らない間に、メールを送信していた。」
「買った覚えのない服がクローゼットにしまってある。」
等、様々です。
忘れ方は大きく分けて、
以下の5パターン。
◇限局性健忘・・・ある限定的な間に起こったできごとを思い出せない症状です。解離性健忘のなかで、もっとも一般的であると考えられています。
◇選択的健忘・・・限定された間におこったできごとの一部が思い出せるだけで、他の部分は覚えていないのが選択的健忘です。戦争に赴いた兵士が、連日の激しい戦闘の一部分しか思い出せずそれ以外のできごとを思い出せないといった例があげられます。
◇全般性健忘・・・自分が今まで体験してきたことすべてを忘れてしまう症状です。自分が誰であるのかさえも忘れてしまう場合もあります。ただ、これまでのすべてを忘れてはいるものの、現在からの新しい記憶を追加することは可能です。
◇系統的健忘・・・ある特定の領域についての情報を思い出せなくなってしまう症状です。たとえば「家族」「恋人」など「ある特定の人物」などについての記憶が思い出せなくなってしまうことなどがあります。
◇持続性健忘・・・新しいできごとが起こるたびに、そのできごとを忘れてしまう症状です。
※実際に当該病状の方がいらっしゃって、
不快に感じましたら記事を削除いたしますので、
お手数ではございますが、ご連絡いただけますと幸いです。