【人と神との三角関係】ストーリー重視の長編ノベルゲーム『収穫の十二月』

価格:無料
※続編各250円

プレイ時間:2時間


■『収穫の十二月』

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【作品紹介】
◆ストーリー
雪の町、多紙町。
その田舎町は、神と人とが共に暮らすという不思議な町だった。
両親の仕事の都合で多紙町に引っ越してきた紺野柾木は、
土地の守り神、しろ。

そして名家の一人娘、十和田雪の二人に告白され、柾木は両方の告白を受け入れてしまう。

奇妙な三角関係のまま、友人たちとの学園生活を送る柾木。

多紙町での暮らしに慣れてきた柾木に、雪は一つの願いを口にする。

「君との子供が欲しい」

 

この一言が柾木、しろ、雪の関係を大きく変えてゆく。

雪の町を舞台にはじまる、すこし不思議なラブストーリー!


※公式から引用


【編集者レビュー】

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全13作品の長編!
連作の1作目になります。

 

全編総プレイ時間20時間程度になります。
また、キャラクター数も多く、それぞれのバックボーンがあり、
現在の事情があり。
それにともない人間関係も複雑になってきます。

 

本作『収穫の十二月』からはじまる、
神と人間との三角関係に対し、成長しながら、決断をするまでのストーリー。

 

各キャラが、お互いの考え方や生き方に影響しあい、
方向性は違うけれど、それぞれが成長していく姿をきれいに描けている作品であったと思います。

各作品で"主人公”にあたる人物も変わることもあり、
すべてのキャラクターがいなくてはならない要素です。


シナリオのメイン軸のシリアスさに、
適度なギャグ要素がちりばめられており、
テンポよく飽きずに読み進めることができます。

 

割とぎりぎりのパロディもあって、
知っているネタでくすっとなることも。


ですが実はそれらのギャグシーン。
直前の伏線を隠すように挿入されていたりと、
シナリオを担当した方の技術の高さも各所で感じられました。


サウンドも大変豪華で、
全編通して、ボーカル入りも含め40曲程度あるそうです。
サウンドのみでもiTune storeで販売されています。
ぜひヘッドフォンをつけてプレイしていただきたい作品です。

 

『まとめ』
とりあえず1作やってみようか程度でダウンロードしてみましたが、
『収穫の十二月』を購入から3日で、気づいたら全編購入してました。笑

 

各作品、ちょうど先が気になるところで終わるんですもの。

 

なんだかんだ2500円程度の出費になりましたが、
まったく後悔はしていません。

 

 


全編が終わるころにはボロボロ泣いていました。

 

人が成長するときには、必ず何かを犠牲にするものです。
そして成長した後、成長前の感覚を思い出すことはできません。

それは悲しいことでもあり、うれしいことでもあります。

 

自転車を乗れるようになった感覚はわかっても、
自転車が乗れなかったときの感覚を覚えている人はいないでしょう?

 

各キャラクターたちの成長に伴う人間関係の変化。

すべてが良い方向に進むとは限りません。進んだ関係はもとに戻ることはありません。

 

それでも私はこの作品に出会えてよかったといえます。
欲を言えば学生時代にやってから、社会人になっては二度目という形でやりたかった。

 

良い作品は、自分の考え方の変化に応じて、
印象が変わります。
この作品もそういう作品でした。

 

1作目でしたら無料でダウンロードできますので、

ぜひ試してみてください。

それではまた。

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