硬派なSF設定!人の心を持つアンドロイドのヒロインの想いにゆれる『ルーシィ ~彼女が望んでいたもの~』
アプリ版価格:480円
プレイ時間:5~6時間
■硬派なSF設定!人の心を持つアンドロイドのヒロインの想いにゆれる『ルーシィ ~彼女が望んでいたもの~』
【作品紹介】
◆ストーリー
これは今からそう遠くない未来、アンドロイドは一般的な存在として認められていた。
感情のない鉄の塊が人間社会の一部となっていることに、少年は日々嘆いていた。
しかし、ある日廃棄場で見つけたロボットは… 違った。
彼女は笑い、泣き、微笑み、そして… 人間のように「夢」を持っていた。
▼ゲームの特徴
■スチームで「圧倒的に好評」評価を受けた感動的なストーリー
■躍動感あふれるルーシーの様々な表情と美しいイベントCG
■お好みに応じて選ぶことができる韓国と日本の声優のフルヒロインボイス
■本編後も続くEXTRAエピローグ
※公式から引用
【編集者レビュー】
実は韓国でオリジナル版が発売された本作品。
Kickstarterでプロジェクト目標の6,000ドルをはるかに凌駕する18,000ドルを集めることに成功し、
日本語訳された上にボイスの実装まで果たしました。
アプリリリースの作品でここまで規模の大きいプロジェクトを成功させたこと自体偉業です。
※Kickstarterは、クリエイターがプロジェクトを実現するための資金を世界中から募ることができる、世界最大のファンディングプラットフォームです。
舞台は2050年の日本。
アンドロイドが普及し、
労働や火事など人間の仕事を代行する存在として、
一般化されている世界。
そして世の中には、
アンドロイドの普及を良しとしない人々や
反対に、過剰にアンドロイドにのめり込んでしまう人々がいる世界。
アンドロイドが嫌いな主人公(高校三年生)が、
ある日、捨てられた1台のアンドロイド『ルーシィ』に出会うところから始まるストーリー。
ルーシィと関わっていくうちに、
特別な想いを抱くようになる自己への苛立ちもよく描けている作品。
1週目はどうあがいてもBADエンドになるようです。
BADといっても、シナリオの流れ、キャラクターの性格、何より実際に人間であれば
こうなっているであろうエンドです。
そこにルーシィはいません。
そして2週目。
1週目で張られた伏線を回収しながらエンディングへ向けて
加速していくストーリーは圧巻。
アンドロイドやロボットを扱うストーリーではおなじみの、
ロボット工学三原則も伏線として存在感を放っていました。
※ロボット工学三原則とは
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
出典:『われはロボット』アイザック・アシモフ著、小尾芙佐訳(1983年)
使い古されたテーマかもしれませんが、
王道であるということは、
それだけ良くできたテーマであり、
評価されてきたということ。
この作品も、例に漏れずよくできています。
『イブの時間』等、
ハートフルなロボットSFが好きな方はぜひやってみてください。